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早速ですが後ろ回りのカウル類を全て外しちゃいます。外し方は前回の
CDI交換記
をご覧下さい。(手抜き) BW’Sに限って言えば、取り外す順序さえ間違わなければカウルの脱着は非常に簡単です。隠れたツメや引っ掛かりも無く無難に外すことができます。 |
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ヘッド回りは普通のスクーターと同様に強制空冷用のカバーが付いております。贅沢にも?引き側と戻り側の2本のアクセルワイヤーが装着されてます。 ま、アイシングとかの貼り付きとかはマズ無いでしょうけどね。(^^ゞ |
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で、コレが強制空冷のファンです。クランク直結で扇風機のようにファンが回ります。 |
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シリンダーまで外すのでマフラーも外しちゃいます。 ちなみにクランクケースリードバルブですのでキャブレターとかは外さなくてもOKです。(^^) |
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と思ったのも束の間。エアクリーナーBOXと強制空冷用のヘッドカバーが噛み合ってて邪魔なのでエアクリーナーBOXを外す事にしました。 |
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やっと強制空冷用のヘッドカバーが外せます。(^^) サクサクっとヘッドカバーも外してヘッドボルトを緩めてシリンダーヘッドを外し、シリンダーを抜き取ります。 |
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ノーマルのピストンはこんな感じ。画像の上が排気側です。走行2,500km程度だからこんなもんでしょう。 |
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ヘッドはこんな感じ。多少汚れてますがパーツクリーナーとペーパータオルでぬぐえる程度でした。 |
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新旧シリンダーの比較。当然キレイな右側が新しく組むシリンダーです。 新旧シリンダー共に排気ポートは出口付近が半月状に絞られています。2ストロークエンジンの場合、排気を再吸入して燃焼させるので何らかのノウハウ?が有るかと思いとりあえずそのまま組み付けます。 その内気が向いたら拡大してみましょう。 |
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こうやって見ると多少ボアが広がってるのが分かります。 |
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ピストンは明らかに大きさが違います。ヘッド部分を鏡面加工とかしようかと思ったんですが、ソコまで手が回りませんでした。 コレもその内気が向いたらという事で・・・。(^^ゞ |
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クランクに新しいピストンを取り付けます。片(奥になる)方のピストンピンクリップをあらかじめ組んでおいてから、ピストンピンを通してクランクに組み付け残りの(手前)側のピストンピンクリップを取り付けます。 ピストンピンクリップの脱落によるクランクへの遺物混入破損というのを良く聞くのでちゃんとはまっているか、馴染んでるかを良く確認します。 |
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組み付けは矢印方向が排気側(下)に向く様に組みます。 |
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ピストン、シリンダー内壁に初期潤滑用2stオイルを塗布します。この時『焼き付かないでね』とお祈りするのを忘れないように。 ピストンリングを縮めた状態でシリンダーの中にピストンを通し、ヘッドを組み付けます。 ヘッドボルトは『対角線に均等に』を心がけて締めます。トルクレンチを使うに越したことは無いでしょうが持ってないのでしっかり心掛けて組みます。(笑) ピストン挿入後、クランクを数回回して引っ掛かりの無いことを確認するのもお忘れずに。 ※手がオイルまみれでしたのでその間の画像がありません。m(_'_)m |
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今まで使ってたヤマハ純正オートルーブでも大丈夫だとは思うのですが、念の為この機会にチョット良いオイルに替えます。 ヤマハ SuperRS です。現行品は多少パッケージが変わってますが中身は(多分)同じです。 |
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タンク・ホース内に残ってるオートルーブを根こそぎ抜きます。(全入れ替え) このオイルは奥様のVinoにて消費してもらおうと思います。にしても、1.2Lぐらい入ってた。。。 |
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この通りタンクも一度カラになります。 新しいオイルを入れて、ホースのエアを抜いて元通りオイルポンプにホースを付けておきます。 |
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強制空冷のファンカバーを取り付けて |
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エアクリーナーBOXを取り付けて |
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一見全く解らなくなっちゃいました。嬉しいような悲しいような。。。 |
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外装取り付けて出来上がりです。 |
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前から見ても |
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後ろから見ても |
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普通のBW’S(当たり前!) |