スプリンターが吹け上がらない件

TOYOTA SPRINTER GT(TE71)

先日調子よく走ったと思ったら、突如として吹け上がらなくなったスプリンターですが、今日は本腰入れて原因を探ろうと思います。

症状としては4000回転から上が回らない状態で、アクセルを吹かすと徐々に回転が上がらなくなり、終いには400回転ぐらいまでストールするもののエンストはしないという状態です。

ブログランキング登録中です。
にほんブログ村 車ブログへにほんブログ村 車ブログ 車いじりへ
バナークリックのご協力よろしくお願いします!

レジスターの入れ替え

まずはTH SERVICEのブログを参考に

THサービスブログ | 60~80年代の車の部品専門店 [TH SERVICE]
60~80年代車両の旧車の部品を取り扱っております。車検、修理等で部品が無く旧車を治せなことが無いよう広い取り扱い品種と在庫を持って対応しています。

手元にRoberts師匠から頂いた3T用のフルトラ一式があるので、レジスターを入れ替えてみる事にしました。

コチラが3T用のフルトラとレジスターです。裏側にはコイルも付属してるのですが、今回はレジスターのみ入れ替えてみます。

マウントが違うので向きは変わりましたが取り付けてみました。

しかしながら症状が変わらないので元に戻しました。

その他、水温センサーやインジェクタータイムスイッチ、O2センサーってのは交換する部品が無いので為す術無し。ECUはさすがに問題無いと思うのですが、、、

現実逃避にマット装着

先日洗ったフロアマットを敷いておきます。

運転席足元は破れがあったので、先日ホームセンターで購入した小ぶりなマットを重ねておきます。

助手席はホント新品同様にキレイな状態です。

リアも同じく。純正だけあってフロアの微妙なカタチに沿った造りしてます。

こんなのでもきっと買おうと思ったらプレミア価格なんでしょね。そう考えるとキレな状態で保存しておきたいぐらいです。

ついでにトランクシートも装着しておく

そして先日錆取りしたトランクですが、塗料も乾いてるので保護目的も兼ねてカバー敷いておきます。

外さなかったメクラ蓋のマスキングを剥がし、

外してあったメクラ蓋も装着しておきました。

本来はスペアタイヤ置いてから、タイヤの凹みをカバーする茶色の板ですが、とりあえずソノママ置いてからカバー敷きます。

このまま上に荷物置くと陥没するので、薄手のベニア板でも買って来て敷いた方が良さそうです、、、あとスペアタイヤどうすっかなぁ~!?

ま、とりあえずパッと見はキレイになったんで宜しかと、、、

もしかして電圧降下か!?

そーいや調子が悪くなる直前に劣化したオルタネーターのベルトの表皮が剥がれて飛んで行った記憶があったので、もしかすると高回転になったら電圧がドロップするのか?と思い、電圧を計ってみる事にしました。

始動前で12.8V

始動してアクセルを煽ると、

12.5V切って来ました。

コレが原因なのか!?

アンダーカバーの取り外し

リフトで車体を持ち上げると、アンダーカバーでエンジン下部は完全に覆われてます。オルタネーターの取り外ししようと思ったら邪魔になるので取り外そうと思います。

外そうと思ったらマウントのナット部分が歪んだカバーに覆われてたので、

とりあえずスパナで掴んで捲れ部分を起こしました。

そしてボルト2箇所とナット2箇所外してアンダーカバーを外しました。

このタイミングに歪み直して化粧直しするとしましょう。

牽引フックの修正&お掃除

そして車体側ですが、牽引フックがソッポ向いてるので、

馬鹿でかいモンキーレンチがあったので掴んで修正します。

だいたいこんな感じかな?

ついでにフレームの隙間やエンジン側面の届く範囲をスクレッパーでゴリゴリやります。

こうして正面から見ると、運転席側フロアをヒットしてるのでモノコックフレームが歪んでる様に見えます。

そして落とした油を含んだ土がこんなに、、、

そしてアンダーカバーもゴリゴリやると更に倍、、、

長年蓄積した汚れなんで早々キレイにはなりませんが、こうした地道な努力が、、、

アンダーカバーの化粧直し

とりあえず水洗いするも、油を含んだ土は手強いです。

そして高圧洗浄機出して来て、先端を絞った状態でゴリゴリ洗います。

だいたい落ちたところでブラシ使って洗剤で洗ってから日向で干しました。

だいたい乾いたところでカップブラシでざっと磨いてからシャーシブラック吹きました。

とはいえ内側になるエンジン側は洗いっ放しで塗装はしませんでした。

オルタネーターを外す

オルタネーターを外す前に、まずはバッテリーのマイナス端子を外します。

オルタネーターの上側固定はこのボルトなので緩めておきますが、当然ながら下側のマウントも締まってるので、コレだけでは外す事はおろか、ベルトの張り調整すら出来ません。

下側に見えるボルトを緩めてようやくベルトが緩みます。

オルタネーターベルトを外すにはクーラーのコンプレッサーに掛かるベルトを先に外す必要があるのですが、アジャストボルトを緩めてもベルトの張りは緩まない、、、結局プーリーのセンターナットを緩める必要がありました。

無事双方緩める事が出来ました。

そしてオルタネーターの固定ボルトを外して、下に落とそうと思っても、隙間が狭くて空間の中で回転させても通らず、、、

結局オルタネーターをマウントしてたステーを先に外す事にして、

ようやく取り外す事が出来ました。

この辺りもスッキリしたので、手の届く範囲で積もった土を剥がし落としておきます。

しかしコレだけスカスカのエンジンルームに見えてもオルタネーターはそのままでは外せないもんなんですね。

フレーム周辺の軽微な修正と化粧直し

やはり運転席側の底面ヒットしてるので、

細かく左右見比べると、若干の歪みはあるみたいです。

僅かに運転席側が上がってるように見えます。

この折り返し部分が完全にボルトに被さってたので、スパナで起こしてからナットを無理矢理外して、ハンマーでシバいて修正しました。

アーム先端部分や錆のあった部分にシャーシブラック吹いて、ついでに錆取りしたオイルパンも塗っときました。

こうした小さな積み重ねが、、、

ミッションジャッキの分解

お義兄さんがやって来てミッションジャッキをバラし出したのでお手伝いします。

2段に伸びるロッドの繋ぎ目部分のシールを外すのに、ロッドを傷付けない様に板を挟んで万力で固定して、シールの入る部分をパイプレンチで回して外しました。

無事分解完了。米国製のミッションジャッキですが、シール類は多分規格モノなんで何とかなると思います。

ちなみに元ケースはこんな事になってました。

この後これら分解した部品お義兄さんが持って、近所にある重機の修理屋さんへ行っちゃいました。

お盆休みなんでやってるのか?と思ったら、逆に工事で使う重機のメンテナンスする必要があり、この時期だからやってるそうで、行ったら外したシール部分だけで無く、ロッド周りも全部持って来いとの事で再度全部積んで行っちゃいました。

オルタネーターの化粧直し

型番シールが見え難い、、、どうせ見えたところで買えないだろうけど、、、

何だコリャ?と思って外してみましたが、

何らかの素子が接続されてました。レギュレターなの???

とりあえず電動インパクトと紙やすり使ってプーリーの錆取りします。

まぁまぁキレイになりました。

サビチェンジャー塗ってから、仕上げにシャーシブラック吹いときました。

こうした積み重ねが、、、

オルタネーターの装着

とりあえず一旦オルタネーターを装着しようと思うのですが、その前にクランクプーリーに付いてる上死点マークを明確にすべく、白のペイントマーカーでマーキングしておきました。

劣化して痩せたベルトですが、テスト駆動するぐらいは大丈夫でしょ。

ちなみにコチラは10ミリ幅の850ミリ長のVベルトで、クーラー側は13ミリ幅の950ミリ長のVベルトです。規格汎用ベルトでM33か34とA37か38なんですが、自動車用では無く汎用ベルトで大丈夫なもんなんでしょうか???

オルタネーターはシロだった

元通りオルタネーターを装着してからエンジン始動しましたが、

始動後の電圧降下は無くなったものの、

エンジンが吹け上がらないのはソノママでした。残念です。。。

燃料フィルターの洗浄

最後の最後、さすがにコレは無いと思ってたのですが、燃料フィルターを洗浄する事にしました。ホントは交換したいけど、コレも製造廃盤なんですよね、、、

OUT側からパーツクリーナー吹き入れてシャカシャカすると、結構な量の汚れが出て来ました、、、(汗)

そして元通り装着してエンジン始動すると、、、

結果をドゾ。

勢い良く回ったら劣化したベルトが完全に切れてしまいました。ちなみにオルタネーターベルトが繋がって無くてもエンジンは軽快に回ってくれます。そもそもオルタネーターは関係無かったことが証明されました。

念の為長さを測ると850ミリに近かったんで、下調べした事に間違いは無かったみたいです。

とりあえずMonotaRoで近似のVベルト探して購入しておこうと思います。

無事復活

明日は実家へ行く予定なので、このお盆休み中に直したかったところまで概ね完了しました。

エンジン不調は恐らく完治したと思うのですが、Vベルトが届いたら装着して再度構内を念入りに試乗し、問題無ければ近い内に車検取得を考えようと思います。あ、ソノ前にエアコンも確認しとかなきゃ、、、

コメント

  1. Roberts より:

    燃料って 正解だったでしょう、
    オルタネーターは上から作業で交換してた覚えがあるけど
    燃料フィルター掃除用 回路組みますか?
    オルタネーター電子制御が付いてるから大きいのかも知れないけど

    • ひらぽん より:

      ご指摘の通り燃料系でしたが、燃料フィルターが詰まるってのが想像出来なかったのと、何度も付け外ししてフレアの締結部からの燃料漏れが恐ろしくて、確認作業が最後の最後になってしまいました。

      オルタネーターは上からなら抜けたんですか。まぁ今回取り外してベアリングのゴロ付きとか無かったので、もう早々外す事は無いと思います。

      燃料フィルターの掃除用回路ってどんなのですか?やっぱり定期的に掃除せざるを得ないのであれば、何らかの対策したいとは思ってます。

  2. Roberts より:

    これ 似てるけど SUZUKI (スズキ) 純正部品 フィルタ フューエル ジムニー 品番15410-80701
    あとLEXUS LC300かな~にも よく似たのが付いてます

    いわゆる逆洗って方法 別のFILTERにのFILTERのゴミを移動させる 回路を組めばいいかな~

    • ひらぽん より:

      ジムニーならウチに転がってるので確認してみます。もしかしたら外したの有るかも?

      回路組むなら物理的に外して洗浄した方がラクそうですね。暫くは大丈夫だと思うので、その内適合しそうなの探すとしましょう。