ミニユンボのアームシリンダーのシール交換

YAMMAR B05

9130円(@ヤフオク送料込)

お義兄さんがヤフオクにて注文落札したアームシリンダーのシールキットが届きました。

何やらイッパイ入ってるんですけど、交換説明書とか無い潔いパッケージで、残念ながら互換品と思われるシール型番は見受けられませんでした。

ブログランキング登録中です。
にほんブログ村 車ブログへにほんブログ村 車ブログ 車いじりへ
バナークリックのご協力よろしくお願いします!

んでシール交換するのですが、まずはドコに何が入るのか?確認するところから始めます。

結果どうしてもこの2個のシールの行方が分かりませんでした。。。

黒いのはロッドに嵌るところでもあるのかな?と思ったけど見当たらず。白いのはテフロン系だと思うのですが、入りそうな場所が見当たらなかったのよね。。。

シール打ち込み治具の作成

普通のシリコン製と思しきシールは手で入れれるのですが、外側に来るダストシールと一体になってるシールは本来のシールの外側に鉄製のカバーが付き、その外側にダストシールが付いてる様な形状をしてるので、そのままでは打ち込むことが出来ないので治具になるものを探します。

材料調達

保管場所の隅の方の棚に沢山の塩ビ管が挿さってるので、実際にシールを宛がって合いそうな内径&外径の塩ビ管を探します。

1本ちょうど良い感じの塩ビ管があったので、10cmほど切り取って来ました。

ただ真っ直ぐ切れてる訳で無いので、ココから整形する必要があります。

加工

という訳で久々登場の旋盤です。円筒形のモノの成形にはコレ以外の適役は無いですよね。

という訳で端面を整えて、

内側をシールが多少逃げれる様にテーパー状に削り込みました。

完全に逃げるまで掘り込み出来ませんでしたが、やらんよりはマシでしょう。

シールの組み込み

作った治具を使い、今度は鉛直方向に押し入れる必要があります。ココで登場するのが油圧プレスです。お義兄さんが適当に作ったプレスですが意外と出番があります。

先ほどの治具を宛がい、真っ直ぐ押す様にセットします。

指を添えながら少しずつ押し込むと、リング部分が嵌り、その後奥で止まった感触が伝わりました。押し込み過ぎると確実にアウトなんで、ココは特に慎重に作業します。

裏側から覗くと、きちんと奥までシールが嵌ってるのが確認出来ます。

そして取り外すのに苦労したCリングですが、取り付けにも苦労しました。。。

コレで何とか山場は超えました。1万円近くするシールキットなんでやり直しが効かないのが恐ろしいです。

組み立て

ピストン側のシールとスペーサーは問題無く交換出来たので、車体に戻り元通り組み立てます。

シール部分はまたパイプレンチでガッチリ締め込んでおきました。

そしてアームの伸縮動作を行いエア抜きしてから作動油を継ぎ足します。

しかしながらレベル見る限り全てのシリンダーを縮めても、ゲージがアッパーまで来てるので問題無しと判断して継ぎ足すのをヤメました。

元々多めに入ってたみたいなので、漏れた分でちょうど良いぐらいになったみたいです。

完成

無事油漏れも治まり元通り動く様になりました。

そしてヤフオクにて新たに買った少し大きめのバケットです。

スペーサー代わりに大きなワッシャーを用意する必要がありますが、コレに交換すれば一度に掘れる量が1.5倍ぐらいになるそうです。次はコイツの取り付けになるのかな!?

コメント