サンバーTのLSD組み込み(挫折編)

SUBARU サンバーT(TT2)

ちと内容的に分けたかったので別記事にてBlog書いてます。

サンバーのミッション下りる

夕方になってサンバーのミッションが下りたと連絡が来たので、保管場所へやって来ました。

見事に左半分カラッポになったサンバーTのエンジンルーム・・・って言うのかな?

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クルマ屋さんが右手に持ってるのが純正デフのリングギヤ部分で、左手側にあるのがヴィヴィオのLSDです。

今回のサンバーT魔改造のネタはこのヴィヴィオ用LSDの流用だったのです!

ヴィヴィオのLSDは付いたけど付かなかった

ヴィヴィオのLSDはそのままサンバーのミッションに取り付け出来るのですが、

フロントに駆動を伝達する為のギヤとのクリアランスが、

広過ぎます・・・というか、リングギヤの歯数がそもそも違ってるので、リングギヤの径が小さい訳です。

当然ながらミッション側のカウンターシャフトのギヤ部分にも届かなくなる訳で、こうなるとカウンターシャフトもヴィヴィオから流用する事になります。

そしてそしてフロントデフの減速比もリアと合わせる必要があるので、結局のところフロントデフも交換する必要がある訳です。。。

PCDも穴数も違う

そうなるとリングギヤを単純に入れ替えれば・・・となるのですが、LSDはリングギヤ単体で外れるものの、元のデフ側はピニオンの受けも兼ねた造りなので、そのまま嵌らないのは当然として、LSDは8穴に対して純正デフは10穴と穴数が違う上にPCDも違ってたりします。

となると純正デフ側を旋盤で引いてセンターの穴を広げ、PCDを合わせた位置に穴をあけ直すのが一番簡単な方法となる訳ですが、果たしてソレだけの加工を高精度で出来るのか?ってのが問題になって来ます。

リングギヤのオフセットはスペーサーで合わせるとして、ボルトを入れる部分の耳も邪魔になるので、耳も一緒に旋盤で飛ばすか?もしくはボルトの頭を逃がす座繰り加工が必要だったりします。ボルト穴はソコまでの精度は必要無いですが、センターのハブ部分の穴はソレこそ焼き嵌めに近いぐらいの精度で拡大する必要があります。

さて、どうする?

という訳で、普通ならコレだけの障害があれば簡単に断念するのですが、ソコは百戦錬磨の面々・・・というか、件のカスタム屋さんも巻き込んであーでも無いこーでも無いと解決策を模索します。

結論としては、やはり『純正デフを加工してリングギヤを流用する』方向で考える事になりました。カスタム屋さん手持ちの旋盤で精度を出せそうに無かったら、某精密工作メーカーにお勤めの氏の友人にお願いして加工して貰おうという事になりました。何を隠そうウチの縦目ベンツの電動パワステ化の際必要になったステアリングシャフト延長用のスリーブも氏の友人にお願いした経緯があったりするんです。持つべきものは手先が器用で工作機器が扱える環境に居るお友達ですね。

・・・となるとサンバーは暫く不動車でココに鎮座する訳ですね。はい、、、

コメント

  1. 瑞光舎 より:

    TV1に乗ってます。
    10穴の横置きミッション用デフを探すとなると、コペン(ダイハツ)用やHA36Sアルトワークス用が出てきます。
    まだ試してませんが、雪道でスタックしてしまうのと、ちょっとした段差で空転してしまうことから欲しくなりました。

    • ひらぽん より:

      瑞光舎さんはじめまして。

      TV1だと2WDですね。RRなのでトラクションは悪く無いと思いますが、やはり2WDとなるとより厳しいかと思います。

      とはいえ2WDだともしかするとFFヴィヴィオのミッション中身がソノママ付くかも?って気もします。

      ウチの場合4WDなので前後デフまで4WDヴィヴィオ交換するか?というトコまで行ったのですが、結局のところ純正リングギヤの加工が一番手間無くて現実的という結論に達しました。

      ちなみにタイムリーな事に、先日サンバーのクラッチが滑ったので、クラッチ交換ついでに加工の済んだリングギヤと共にLSDを組み込んで貰う事になりました。

      出来上がって来たらまた記事にしますね。