走行2,500kmにしてブレーキパッドが無くなってしまいソロソロ使用限度に達してきました。
ソコで前々から欲しかったbrembo社OEMのヤマハ製キャリパーが取り付け可能というのを聞いてたのでヤフーオークションなどでイロイロ物色してましたが結局のトコ値段が折り合わず、諦めて新品純正パッドと交換しようと思っていました。
いつも行ってるバイク屋さんに注文に行ったついでにダメ元で『ブレンボ転がってない?』と聞いた所『しゃあ無いなぁ、、、』と言いつつストック部品箱からこのキャリパーを出してきてくれました。
ボアアップキット購入後でお金の無い私のフトコロ事情を察してか、純正のキャリパーと交換という条件とは言え無償で下さったも同然です。何時もいつもお世話ばかり掛けて申し訳無いです。>バイク屋さん
とりあえずキャリパーに付属してたパッドも残量がほぼ限界ということもありパッドは新しく買ってブレーキ周り丸ごと一気に交換という運びとなりました。



コレがノーマルのキャリパーです。
ヤマハ車のコノ手のフロントディスクブレーキのスクーターは殆どこのタイプです。片押しピストンの通称シングルポッドキャリパーですね。
ガツンと効く事も無く操作性はソコソコだと思うのですが、やはり見た目は大切です。

この通り殆どブレーキパッドの使用限度が来てます。と言っても解りにくいですね。(^^;;;

で、コレがあこがれ?だったヤマンボ(ヤマハ製ブレンボの意)です。中古品なので当然キレイではないですが、この際贅沢は言ってられません。
ホントはジャブジャブ洗って多少でも色塗ってから取り付けようと思ったのですが、ホースが外された単体の状態なので異物が混入したら困りますし、増して毎日通勤にも使ってるのでそんな悠長な事も言ってられません。

取り付け前に仮付けしてみたトコロどうやらホースの回り止め?なのか、この部分の突起がホースの取りまわしを阻害してします。

という訳で切り取る事にしました。(よい子は真似しちゃダメ!)

アルミ製なのか意外とスンナリ切り取ることが出来ました。

裏側から見るとこんな感じ。

切り落とした部分の段差をヤスリを使って平らにしておきます。(ホントは腐食を防ぐ為にも塗装しておいた方がイイカモ)

車体にキャリパーを装着して、まずはホースの取り付けを行ないます。ホースに無理の無いように角度を考えて取りまわします。
ホースの取り付け場所が純正のキャリパーと比べて上方に付いているのでノーマルのホースクランプをそのまま使用する事は出来そうにありません。

キャリパーに付属してたパッドも残量がほぼ限界というのは前述の通り、ディトナなど社外品で『よく効くパッド』って選択肢もありますが、今回はキャリパーが強化された事も考慮して敢えて純正品としました。
チョットブレーキ掛けただけで恐ろしく効かれてしまうとコントロールもクソも無くなっちゃいますので。。。(^^ゞ
ホース固定後、再度キャリパーを取り外してピストンを戻し新しいパッドに交換します。

う~ん、効きそうです。(^^)

純正のホースクランプがそのままでは使えないので汎用のステンレスのクランプを探してきてクランプのマウント位置を上方に延長しました。

拡大するとこんな感じ。
延長ステーを取り付け、ステーとフロントフォークの接触面にはスポンジテープを挟み込み直接触れ合うのを予防しました。白い部分はタイラップで、まぁ気休め程度のもんです。
私にしては珍しく丁寧な施工です。(^^ゞ

う~ん、良い感じだ。(自画自賛)
ちゃんと取りつけた後、最後にブレーキフルードを入れエア抜きをします。キャリパーの交換もしてますのでナカナカ抜けてくれませんでしたがコレで手を抜いちゃうと今までの苦労も水の泡ですからね。
延長ステーを塗装してない為、ちょっと目立っちゃいますがその内黒く塗ってしまいましょう。せめてタイラップぐらいは黒いのを使っとけばよかった。。。

エア抜きも終わりこぼれたフルードを洗い流す目的もあり購入後2度目の洗車。
こうしてまた一つBW’S君がバージョンアップしました。愛着もヒトシオです。v(^^)


という訳で長々と書きましたが走ってみての印象でも。。。
ブレーキのストロークは少し短くなりましたが、まだパッドの初期の慣らしが終わってないのか効きはイマイチかな???
ただ、純正キャリパーとヤマンボのパッドの噛む位置が違うせいか2,500kmと言えどもディスクが段付き磨耗してるのもあり、その部分が馴染むともっと効くようになりそうです。


ブレーキの整備は命に関わりますのでその辺ご考慮の上自己責任で行なってください。


二輪
BW’S
(c)2000 ひらぽん