どうも『ポイント点火=消耗』という図式が頭から離れず何とかしてフルトラ化したいと思いアレコレ探してました。Petronix社のIGNITORも諦め切れずに相性の良いとされるMSDと同時導入を試みてみます。


MSD 6AL です。
別にリミッターは必要無かったのですが、タマタマ落札出来たのが6ALだっただけです。。。

設置場所の検討です。
当初バルクヘッドの助手席側ファイヤーウォール周辺を考えてたのですが、某114乗りの先輩がかつてその場所に装着して熱害で壊れたとの事なので別の場所を探します。

検証の為点火系をIGNITORに交換します。

コイルもPetronixのハイパワーコイルに交換します。

MSD本体の設置場所は右タイヤハウス前方に決まりました。

ドリルで穴を空けブッシュを介して固定します。

MSDは中古品ゆえ配線が短くカットされてたので延長し必要に応じてカットして使います。

穴あけ箇所周辺の錆止めついでに付近一帯をPOR-15で塗っておきます。
暗くて解り難いですね。。。

裏側も穴周辺を錆止め塗装します。

POR-15は乾くとハケ目も消えツルツルになります。

MSD本体を設置固定します。

エアクリーナー取り付けても干渉しないです。風通しは微妙な位置ですが、出来ればエンジンとの間に遮熱板でも設置した方が良いかも?

ラジエターフレーム下部に配線を這わせます。

ヘッドライト後方のスペースを通して

バッテリートレイ下を抜けてコイル部分の開口から配線を出して各結線をします。

余ったケーブルは多少トグロを巻かせて置いておきます。

MSDの気筒設定が赤・青共に切断(4気筒用?)されてたので。

MSDの気筒設定を赤のみ切断の6気筒設定にしておきます。

MSDを完全に固定してしまいます。

一通り配線チェックして始動試みる。なんだか始動性が悪いな。。。点火時期見るとBTDC120度???アイドリング回転数が5400回転???
中低速域に妙にトルクが無い。上はパワフルになってる。どうも事前に調べてた状況と正反対になってるような。。。
悩んでても仕方ないのでいつものクルマ屋さんへ行ってみる。もしかしたらウチのテスターの問題かも知れないし、マルチスパーク故の弊害かも知れない。。。
結局クルマ屋さんのテスターで調べても同じ現象。やはりマルチスパークによる症状と思われる事で意見が一致しました。とりあえず走る分には(中低速域がツライけど)問題無いので追々調べていきましょう。


MSDを装着するとプラグギャップを広めに調整する必要との事

プラグを外し

プラグギャップを広げ

均一に調整します

んで点火時期を見るとBTDC70度前後・・・試走してみると今まで以上に中低速がトルク不足なのとノッキング音が激しくなりました・・・広域農道とはいえ後ろについたクルマが不憫で端に寄ろうにも余地が無くて申し訳無い限り。。。
道端に止めてデスビ弄ったりしてるうちにエンストしてしまった。。。エンストするとキーOFFにしないとIgnitor内部のチップが焼損してしまうので、いつもはすぐにキーOFFにするのですが、今日何度目かの事象の為スッカリ忘れててそのままの状態でデスビ回して

『バチッ』・・・・・・

Ignitorお亡くなりになりました。一応一通り部品は積んでいるので、その場でポイントに戻そうかと思ったものの、冷たい小雨が降ってきたので諦めて義兄である上司に『クルマ止まった助けてぇ~』と電話する。。。
ベンツ君初めての牽引でした。
ブレーキはアシスト無いので恐ろしく効かないし、パワステは当然ながらダメ・・・重いクルマを押してガレージに入れて終了。。。


結局ポイントに戻しました。。。

その後エンジン掛けると一発始動!タイミングライト当てると普通に点火時期が読み取れます。BTDC15度ぐらいでスルスルと滑らかに回るエンジン。直感的に『大丈夫』と思って試乗に出掛ける。
アイドリングは振動も無く以前あった息継ぎも皆無
中低速モリモリ
高回転も力強い
信号待ちでドライブレンジのアイドリングも鬼安定

おぉ!コレがMSDの効果か!

Ignitorは一体何やってん・・・折角フルトラ化出来たと思ったのに、思い返せばIgnitor装着状態で快調な時は全然無かったなぁ~。販売元まで送り返してテスターでも良好だったみたいだし、本国まで送って検証までして貰ったのに・・・散々コイツに悩まされた上に最後はとうとう路上停止。
ま、路上停止は自分の責任でもありますが。。。



四輪
W114(1975)
その後の維持
(c)2008 ひらぽん