長いので補記類取り外しとヘッド分解・組立の模様を分けました。ま、今時はブロードバンド主流なので画像が重いのどうこうは無いと思うのですが、作業的にも分けといた方が宜しいかと。。。


そして新たな荷物が届きました。

ツールカートです。
ホントは補記類外してる時に欲しかったのに。。。

取り外したヘッドガスケットをよくよく見ると。

一部吹き抜けがありました。やっぱり下ろして正解だったのかも?嬉しいような悲しいような複雑な気持ちです。。。

作業効率向上の為新たに延長電源と耐熱耐油グローブを購入。

ロッカーアームを外してカムを抜き取りました。

付着したオイルで黒光りしてます。。。

バルブに番号振って。

バルブスプリングコンプレッサー使ってバルブを外していきます。

全てのバルブが外れてようやく下駄無しで置けるようになりました。

ロッカーアームの乗るピボットも外してしまいます。

アップはこんな感じ。長年のおいるが焼き付いて汚いです。

バルブはセットで小分けしてケースに収めます。ちとケースが小さ過ぎた。。。

ヘッドの漬け込み洗浄用にサンエスA-1を買って来ました。サンエスK-1と違って泡立たないので使いやすいらしい。

ベランダ収納ケースに

サンエスA-1入れて

ボイラーから直接取った熱湯を

注ぎいれます。

そしてヘッドをドボン。。。

ヘッドは2~3日浸け込むのでその間に他の作業を進めます
小汚いスターターモーターを確認します。

端子はこの順序で付いてます。というメモ代わりの画像です。
その他ハーネスやリンケージの状態は外す前に逐次画像に収めて保管してます。
デジカメって便利だ・・・携帯電話に付属のカメラだけど。

摘出されたスターターモーターです。
ただの黒い塊にしか見えん。。。

一応型番の確認。
BOSCHの品番が解れば部品も取れますので。

見難いですが、以前アンメーターが取り付けられててソレを外して再度締めこむ時に端子のプラ部分を割ってしまってたのでした。
ブラシ部分はまだまだ大丈夫そうなので、今回は割れたマグネットスイッチ部分のみ交換します

浸け込み2日目。適当にブラシで擦るとモロモロと汚れが落ちてきます。

浸け込み3日目。そろそろ良いかな?

取り出して水洗いしてみると、ポート内部まではそんなにキレイにならなかったものの、期待以上の洗浄力でした。
本来であればヒーターでも入れて熱掛けると洗浄力は増すんですけどね。。。

因みに洗浄に使ったブラシたち。靴ブラシは安物でも威力絶大です。

スポンジは使う箇所に合わせて切り刻むのが便利で良いです。

汚かったヘッドが見違えました。

洗浄液は再利用可能なので上澄みをタンクに入れて保管しておきます。。

今度はバルブ周りを浸け込みます。コチラは小型の底の深いトレーを使います。

なみなみと洗浄液を放り込みます。

暫く放置なので車体下に放り込んでおきます。
因みに隣に見える赤い箱は小型のパーツ洗浄台です。電動で洗浄剤を循環させて部品を洗う事が出来ます。細々したものを少し洗うならコッチの方が便利なんですけどね。

2日目。。。

3日目と濃厚な色になっています。。。

取り出して水洗いしました。

小分けに牛乳パックを用意。

プラケースが変質したのか?歪んでしまったのでこうしました。

お世話になってるクルマ屋さんへヘッドとバルブ持ち込んでバルブの当たり面調整をして貰います。
もともとレースメカだった店主なのでこの辺はお手のモノ。バルブガイドとのクリアランスの都合もあり、元通りの位置にバルブを組み付けるのに拘らず、当たりとガイドのクリアランスの良さそうな位置に組み替えるカタチでお願いしました。
本来であればシートカットやバルブシート・ガイドの打ち替えなどなどで対処するのでしょうが、所詮は6000rpmも回らないであろうエンジンなので、プロの判断に任せてお金の掛からない方法を模索した次第です。

問題発生です。なんとバルブが縦に割れてました。。。

見難いですが丸部分にクラックが入っています。
コレでも圧縮漏れも無くちゃんと動いてたんだからスゴイといえばスゴイのですが、、、
とりあえず追加部品手配と相成りました。。。

国内調達したマグネットスイッチが届きました。
丸ごと交換でも差額2万円行かなかったのですが、今は1円でも惜しいのでマグネットスイッチだけの購入に留めました。

恒例の新旧比較・・・ってこういう機能部品は内部的なモノだと思うので外観上はキレイか汚いかぐらいなもんです。

後ろ側の端子も全く同じです。あぁヨカッタ。。。

新しいマグネットスイッチを取り付けます。セル本体も掃除してグリスアップ~再塗装しておきました。

このポッカリ口をあけたところに

セルを取り付けて完了です。

洗浄したヘッドを見ててきづいたのですがポートが各部修正されています。

以前OHされた時に物好きなクルマ屋さんが修正したのか?元々メーカー組立時に修正されたのか?謎です。。。

急ぎで注文してたバルブが届きました。今回もUSからです。

新旧比較・・・って解りませんよね。。。
取り急ぎクルマ屋さんにお届けしておきます。

ヘッドが帰ってくるまでの間にラジエターのOHをお願いしに行きました。

ついでに漏れのあったコンデンサーも修理可能なら修理して貰います。

サーモスタットを交換しておこうと分解しようとしたらボルトがヘシ折れました。。。(涙)

スタッドで抜こうと思ったらケースが割れてしまった。。。(涙々)
確かクルマ屋さんに整形パテの強力版みたいなのがあったと思うので造形して直して貰うとしましょう。。。

ヒーターホースの交換をします。コチラはリターン側。

キャブ下のエキマニ脇を通る部分は鉄パイプで出来てます。

コチラはIN側のホースです。今回水周りのホースも全て交換予定です。

近々ヘッドも帰って来そうなので、ヘッドガスケットカスをスクレッパーで取り除ききれいに掃除しておきます。

錆防止にオイル含ませた新聞紙で養生後プラケースの蓋でカバーしておきます。
ヘッドを載せる際は脱脂して油分を取り除きます。

チョット余裕が出て来たのでヘッドカバーをキレイにします。

小さなパーツ洗浄台には収まらないので半分ずつ突っ込んで洗います。

見違えるようにキレイになりましたが、アルミ特有の腐食や鋳肌の荒れなどが気になります。

耐水ペーパーでシコシコと。

磨きます。

丸みを帯びた先端部分もツルツルに。

均していきます。

マスキングして

シリコンオフで

脱脂して

ホワイトプライマーで

下地を

作ります。

乾燥後

鮫肌除去に

ペーパーを掛け

ホンダのカーニバルイエローで

ムラの無いよう

塗ります。

マスキングを剥がすと出来上がり♪

へっどが帰って来たので舐めてた5番のプラグ穴をリコイルします。

下穴掘ると同時にタップも切る工具が付属してました。

リコイルインサートを専用工具で挿入して出来上がり。

シリンダー側はこんな感じになります。

出来上がり♪

サーモケースも一部欠損したところを金属パテで造形してくれました。

磨いてもあまりキレイにならないので諦めて塗装しておきます。

舐めてた5番のリコイルが正しい角度で入ってなかったのでプラグレンチが使えませんでした。今更掘り直し&入れ直しも出来ないので諦めて干渉する部分をリューターで削って貰いました。

何とか脇を削ってプラグレンチが入るようになりました。

予防的に他の5つのプラグ穴もリコイルしておく事にします。

あぁ~疲れた。神経使うのよね。。。
切り子はパーツクリーナー1本使って洗い流しました。揮発性なのでアルミのヘッドが冷たくなり氷の塊洗ってるかのようでした。。。

サクサク進めます。手がもう1本欲しかったので装着中の写真はありませんがバルブを組み込みました。

新たに入る場所をピンクのマーカーで書いといてくれました。調整具合は良く解らないですが、氏の本職はエンジン屋さんなのでその点は問題無いでしょう。

カムのタワーを取り付けました。
位置決めピンでカツカツにしか入らないのでカム入れたときの調整しろもありません。

カム入れました。
当然カムホルダーはオイル塗れ。。。

引き抜いてたタイミングチェーンテンショナーのコマも取り付けておきます。

ロッカーアームの端部が乗る雪だるまみたいな部分も取り付けます。
ココを回すことでカムとロッカーアームの隙間を調整します。

ロッカーアームを取り付け

スプリングを仕込みます

取り外してたセンサーも元通り組み付け

この状態で保管します

ついでにやる事もあるので一時保管。密閉しておけばそんなにホコリも被らないだろうし、ベランダ収納は結構便利だ。。。

部品が残らなくてヨカッタ。。。(笑)

小汚いファンを引っ張り出して来て

ファンクラッチを取り外します

洗って

塗装剥いで

下地

上塗り

先日塗ったヘッドカバーを引っ張り出して来てマスキング

2液ウレタンのカンスプレーでクリア仕上げします

ファンも一緒に2液ウレタンのカンスプレーでクリア仕上げます。

ついでに水路の鉄管も色塗ってウレタンクリア仕上げ

乾燥はエンジンルーム内で(笑)
装着イメージはこんな感じでしょ。。。

なかなか良い艶出てます。

さすが高い缶スプレーだけある。。。耐ガソリン・耐熱もソコソコ期待出来ますしね。

まぁ一部タレてますが。。。

ヘッド装着前にプラグも取り付けておきます。

ナナメに入って懸念される5番もキツ目のトルクで締めれば大丈夫かな?
見た目にはナナメってるのも解らないんですけどね。。。

タペット調整もおおまかにしておきます。
最終調整は載せてからですが、事前にやっとくと車上で手を伸ばしてやる範囲も知れてますので。

いよいよヘッドを乗せます。
脱脂してヘッド上面をキレイにします。

ヘッドガスケットをそっと置き

一旦右にある衣装ケース蓋にヘッドを置いて、左タイヤハウス上に乗ってゆっくりヘッドをシリンダーの上に着地させました。
失敗は許されないので慎重にやる必要があります。
バルブタイミングを確認してカムチェーンも組み付けました。

おぉ、ラブリー(笑)

借り物のトルクレンチを使って

指示通りのトルクで締めます。

ヘッドガスケットセットに付いてた指示書です。

ヘッドボルト完了。後は火入れして一度温度が上がってから再度増し締めする必要があります。

タペット調整ちう。。。

とりあえず

ヘッドが乗りました。。。



四輪
W114(1975)
その後の維持
ヘッドOH
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